2025/6/24

エクセルDATE関数の使い方: 年・月・日の数値から日付を生成 - カレンダー作成に便利

Thumbnail for エクセルDATE関数の使い方: 年・月・日の数値から日付を生成 - カレンダー作成に便利

はじめに

エクセルのDATE関数は、 年・月・日の3つの数値から日付を表す1つの値(シリアル値)を生成する関数 です。 カレンダーを作成する上で役立ちます。

ここでは、DATE関数の

  • 基本機能・使い方
  • 関連する関数
  • 使用例、応用法

について取り扱います。

基本機能・使い方

DATE関数は、 3つの数値から1つの日付(シリアル値で表せる数値)を生成します。

生成された日付は、

  • セルの書式設定TEXT関数による表示形式の設定
  • 日付・時刻の計算関数による計算

が可能になります。

fxDATE関数
DATE ( , , )

年・月・日の3つの数値から日付を生成する。

: 必須
2008
西暦を表す数値 (4桁の数字)。
: 必須
8
月を表す数値 (1 ~ 12)。
: 必須
3
日を表す数値 (1 ~ 31)。

関連する関数

DATE関数と類似・関連機能を持つ関数には、以下があります。

  • 日付・時刻の生成グループ
    • NOW関数: 現在の日付+時刻を作成。 (例: 2025/6/21 14:30:00
    • TODAY関数: 現在の日付を作成。 (例: 2025/6/21
    • TIME関数: 指定した時分秒から時刻を作成。 (例:14, 30, 0 14:30:00
  • 日付・時刻の計算グループ
    • EDATE関数: 指定日から月数後の日付を計算。 (例:"2025/6/21", 3 2025/9/21
    • EOMONTH関数: 指定日から月数後の月末日を返す。 (例:"2025/6/21", 2 2025/8/31
    • DATEDIF関数: 2つの日付間の日数 / 月数 / 年数を計算。 (例:"2024/1/1", "2025/1/1", "Y" 1
  • 日付・時刻の要素抽出・変換グループ
    • YEAR / MONTH / DAY関数: 日付から年 / 月 / 日を抽出。 (例:"2025/6/21" 2025 / 6 / 21
    • DATEVALUE関数: 日付文字列をシリアル値に変換。 (例:"2025/6/21" 45831
    • TIMEVALUE関数: 時刻文字列をシリアル値に変換。 (例:"14:30:00" 0.604166666666667

使用例、応用例

DATE関数の使用例・応用例として、以下のパターンを紹介します。

  • 日付リスト / 簡易カレンダー(曜日付き)の作成:TEXT + ROW関数との組合せ。

日付リスト / 簡易カレンダー(曜日付き)の作成

TEXT + ROW関数との組合せにより、 曜日表示のある日付リスト / 簡易カレンダーを作成する例です。

大まかな処理の手順は、以下の通りです。

  1. 年・月の数値と行番号(ROW関数使用)から DATE関数で日付のシリアル値を生成。
  2. TEXT関数で、曜日を含む表示形式の文字列に変換。

日の初期値と次の値を手入力し、 オートフィルを使用するのであれば ROW関数はなくても動作します。

関数の構成

=TEXT(
  DATE( 年(数値), 月(数値), ROW( 任意の行のセル※ )) ),
  "yyyy/mm/dd (aaa)"
)

※ 作成したい日に対応する行番号のセルを参照する(例:10日を作成したいとき → 10行目のセルを参照)

曜日の表示形式

TEXT関数や書式設定オプションの表示形式内で、以下のアルファベットが使用できます。

  • aaa:1文字の曜日(例:月、火、水)
  • aaaa:「曜日」付きの表示(例:月曜日、火曜日、水曜日)
  • ddd:英語の曜日略称(例: Mon, Tue, Wed)
  • dddd:英語の曜日名(例: Monday, Tuesday, Wednesday)

ABCDEF
12025
26日付
32025/06/01 (日)
42025/06/02 (月)
52025/06/03 (火)
62025/06/04 (水)
72025/06/05 (木)