エクセルOR関数の使い方: 複数条件のいずれかの成立を判定 - 3つ以上も可

エクセルのOR関数は、 複数条件を設定する際に使用される論理関数の1つです。

ここでは、OR関数の

• 基本機能・使い方
• 注意事項
• 関連する関数
• 使用例、応用法

について取り扱います。

OR関数は、 複数の条件のうち、少なくとも1つの条件式がTRUEのときにTRUEを返す関数 です。

AND関数とOR関数は、真逆の関係にあります：

• AND関数：すべての条件式がTRUEのときにTRUEを返す。
• OR関数：すべての条件式がFALSEのときにFALSEを返す。

論理式には、 比較演算子が使用できます。

注意事項として、論理式の判定仕様について取り上げます。

• （文字列の比較のとき）大文字・小文字の区別はしない。
• （文字列の比較のとき）全角・半角の区別はする。
• 論理式中にエラー値がある場合、エラー値を返す。

OR関数と似た機能を持つ関数には、以下があります。

• 論理関数グループ：

  • AND関数： 「複数条件のすべてが同時に成立しているか」を判定。
  • NOT関数： 条件の否定を返す。TRUE / FALSEを反転させる。
  • XOR関数： 排他的論理和を返す。「片方だけTRUE」のときTRUE、両方TRUE / 両方FALSEのときFALSEになる。

• 論理関数の代替：

  • SUMPRODUCT関数： 論理計算に応用可能。ORやORを混ぜた複雑な論理演算もできる。 旧バージョンのエクセルでも使用可能。

OR関数の使用例・応用例として、以下のパターンを紹介します。

• 3つの条件のいずれかを満たすときに "OK" 表示：IF関数との組合せ。

OR関数に3つの複数条件を設定し、 IF関数と組み合わせた例です。 データテーブル上の3つの値が、すべて合格値以上のときに "OK" 表示にします。