エクセルTODAY関数の使い方: 現在の日付を取得 - 固定方法や+1の意味は?

はじめに
エクセルのTODAY
関数は、日付・時刻関連の関数です。
ここでは、TODAY
関数の
- 基本機能・使い方
- 注意事項
- 関連する関数
- 使用例、応用法
について取り扱います。
基本機能・使い方
TODAY
関数は、
現在の日付を取得する。
注意事項
値の自動更新について、
値は自動で更新される
TODAY
関数によって出力される日付は、
自動更新されない場合は、次の「うまく動作しないときの原因と対策」を参照してください。
日付を固定したい場合は、 関数
から値
に変換する必要があります。
日付を固定する方法
方法1 :
- コピー (Ctrl + c)
- 値の貼り付け (Ctrl + Shift + v)
方法2 :
- セルの編集モードに入る (F2)
- 関数を値に変換 (F9)
うまく動作しないときの原因と対策
TODAY
関数がうまく動作しない場合、
- 日付ではなく数値(5桁の整数など)になる:
- 表示形式が
数値
になっている。対策:書式設定オプションの表示形式を 日付
に設定する。または TEXT
関数を使用する(後述)。
- 表示形式が
####
の表示になる:- セルのスペースが狭い
対策:セルの幅を広げる。または文字を小さくする。
- セルのスペースが狭い
- 値が表示されない:
- 記入に間違いがある。
対策:以下の確認を行う:- 関数名の次に括弧
()
を忘れていないか? - 関数に引数を入れていないか?(括弧
()
の中には何も入れない)
- 関数名の次に括弧
- 記入に間違いがある。
- 値が自動更新されない:
計算方法の設定
が手動
になっている。
対策:上部メニューから数式
>計算方法の設定
欄を確認し自動
を設定する。
関連する関数
TODAY
関数と類似・関連機能を持つ関数には、以下があります。
- 日付・時刻の生成グループ
-
NOW
関数:現在の日付+時刻を作成。 (例: 2025/6/21 14:30:00
) -
DATE
関数:指定した年月日から日付を作成。 (例: 2025
,6
,21
2025/6/21
) -
TIME
関数:指定した時分秒から時刻を作成。 (例: 14
,30
,0
14:30:00
)
-
- 日付・時刻の計算グループ
EDATE
関数:指定日から月数後の日付を計算。 (例: "2025/6/21"
,3
2025/9/21
)EOMONTH
関数:指定日から月数後の月末日を返す。 (例: "2025/6/21"
,2
2025/8/31
)DATEDIF
関数:2つの日付間の日数 / 月数 / 年数を計算。 (例: "2024/1/1"
,"2025/1/1"
,"Y"
1
)
- 日付・時刻の要素抽出・変換グループ
YEAR
/MONTH
/DAY
関数:日付から年 / 月 / 日を抽出。 (例: "2025/6/21"
2025
/6
/21
)DATEVALUE
関数:日付文字列をシリアル値に変換。 (例: "2025/6/21"
45831
)TIMEVALUE
関数:時刻文字列をシリアル値に変換。 (例: "14:30:00"
0.604166666666667
)
使用例、応用例
TODAY
関数の使用例・応用例として、以下のパターンを紹介します。
- 1日前、1日後の日付の取得:
-1
+1
を追加。 - 関数で表示形式(曜日付き)を指定:
TEXT
関数との組合せ。
1日前、1日後の日付の取得
TODAY
関数を使って、
今日を基準にして、取得したい日の数を足し引きすることで、
関数の構成
1日前の取得:
=TODAY() - 11日後の取得:
=TODAY() + 1
関数で表示形式(曜日付き)を指定
TEXT
関数を使用すると、
ここでは シリアル値から"2025/6/21", "土"
関数の構成
日付の表示:
=TEXT(TODAY()
,"yyyy/m/d")曜日の表示:
=TEXT(TODAY()
,"aaa")
曜日の表示形式
TEXT
関数や書式設定オプションの表示形式内で、以下のアルファベットが使用できます。
aaa
:1文字の曜日(例:月、火、水)aaaa
:「曜日」付きの表示(例:月曜日、火曜日、水曜日)ddd
:英語の曜日略称(例: Mon, Tue, Wed)dddd
:英語の曜日名(例: Monday, Tuesday, Wednesday)