2025/6/23
エクセルUNIQUE関数の使い方: 重複なしで値を取得 - 0の除外方法も

はじめに
エクセルのUNIQUE関数は、
ここでは、UNIQUE関数の
- 基本機能・使い方
- 注意事項
- 関連する関数
- 使用例、応用法
について取り扱います。
基本機能・使い方
UNIQUE関数は、
fxUNIQUE関数
UNIQUE (
配列
, 列の比較
, 回数比較
)配列
中のデータから一意の値を取得する(重複なしで値を取得する)。
•
配列
: 必須
例A1:A4
一意の値を探す範囲。
•
列の比較
: 任意
例TRUE
TRUE
にすると列で比較する。FALSE
にすると行で比較する。省略時:FALSE
。•
回数比較
: 任意
例TRUE
TRUE
にすると、出現回数が2回以上の値を除外する。省略時:FALSE
。注意事項:各セル値に対する応答や扱われ方
UNIQUE関数では、セル値の形式ごとに、以下のように認識されます。
- 空白 0 と認識される※
- エラー値 1つの値として認識される(除外したい場合については後述)
- 0 0と認識される
※ 0を除外する方法
選択範囲に 空白があると 0 が出力されてしまいます。
対処法としては、FILTER関数を組み込む方法があります(例を参照)。
空白のデータを除外してから、UNIQUE関数に読み込ませる方法です。関数の構成
=UNIQUE( FILTER( 配列, 配列 <>"" ) )
関連する関数
UNIQUE関数に関連する関数には、以下があります。
- COUNTIF関数:配列中の各値ごとの重複数を算出できる。
使用例、応用例
UNIQUE関数の使用例・応用例として、以下のパターンを紹介します。
- エラー値を除外して一意の値を取得:FILTER + ISERROR + NOT関数との組合せ。
エラー値を除外して一意の値を取得
FILTER + ISERROR + NOT関数と組合せ、
関数の構成
=UNIQUE(
FILTER(
データ範囲 ,
NOT( ISERROR( データ範囲 ) )
)
)
【空白を含む例】