2025/4/17

エクセルGEOMEAN関数による幾何平均(相乗平均)の求め方【コピペですぐに使える】

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はじめに

エクセルには、 幾何平均(相乗平均)を算出する専用の GEOMEAN関数 が存在します。 この関数の使い方について、簡単に説明します。

下にサンプルのセルデータがあるので、 コピペですぐに使用できます。

幾何平均とは

幾何平均は、一連のデータの積の平均です。 厳密には、n個の数のn乗根です。 相乗平均とも呼ばれます。

いつ使うのか?

幾何平均は、掛け算(積)でつながるデータの平均を求めるときに使用します。 例えば、「変化率」や「比率」「成長率」などのデータに適用されます。

対して、一般的な算術平均(相加平均)が適しているのは、 足し算(和)でつながるデータの平均を求めるときになります。

エクセルでの算出方法

以下の 全セルをコピー ボタンをクリックし、エクセルの A1 セルに貼り付けると、 C9 セルに幾何平均(下記の場合 1.189207115)が算出されます。

ABCD
1データ
2ラベルX対前期比
32020年100
42021年850.85
52022年1101.294117647
62023年1251.136363636
72024年2001.6
8
9幾何平均=GEOMEAN(C4:C7)
10
11

関数の詳細

GEOMEAN関数

引数の範囲の全データを使って、幾何平均を算出。
データは正の値である必要がある。
第2引数以降に、計算に使用するデータを追加で設定できる(省略可、最大引数255)。

例:GEOMEAN(C4:C7)

  • 第1引数 (C4:C7): 計算に使用するデータの範囲(必須)
  • 第2,3,...引数 : 計算に使用する追加のデータの範囲(オプション)