VLOOKUP関数の使い方: エラー(N/A,REF)の対処、MATCH+INDEXやXLOOKUPと比較【コピペ用テンプレートあり】

エクセルのVLOOKUP関数は、 データベース（テーブル）からデータ値を抽出するときによく使われる関数です。

ここでは、

• VLOOKUP関数の簡単な使い方
• エラー(#N/A, #REF!)が出る原因とその解決方法
• 代替方法（MATCH関数とINDEX関数の組合せ、XLOOKUP関数）との比較

について取り扱います。

下にテンプレート・サンプルのセルデータがあるので、 コピペですぐに使用できます。

VLOOKUP関数は、 検索してヒットした行の中の値を返す関数です。

• =VLOOKUP("c", $A$3:$B$7, 2, FALSE) $A$3:$B$7範囲の中でcを検索し、ヒットした行の中の 2列目の値を返す。

※ 行と列を入れ替えたバージョンの関数（HLOOKUP関数）もあります。

VLOOKUP関数を使うには、 検索値と検索範囲、出力する行番号を指定します。 デフォルトであいまい検索がON になっているため、 第4引数をFALSEにしてOFFにすることが多いです。

VLOOKUP関数でうまく動作しない場合、 以下の原因が考えられます。

• エラー #N/A が出力されるとき :
  • 検索範囲に検索値が存在しない 検索範囲の値と検索値をよく確認する。
  • 検索列が検索範囲の左端でない 検索列を左端に移動する（テーブルの加工）。または他の関数（MATCH+INDEXやXLOOKUP）を使用する。
• エラー #REF!が出力されるとき :
  • 列番号が間違っている 指定した列番号が検索範囲外になっていないか確認する。
• 意図しない値が返される（検索がうまくいかない）とき :
  • あいまい検索になっている 第4引数をFALSEに変更し、あいまい検索をOFFにする。

VLOOKUP関数の代替として、

• MATCH関数とINDEX関数の組合せ
• XLOOKUP関数

があります。

比較すると以下の通りになります。

新しいエクセル環境であれば、XLOOKUP関数がおすすめです。

以下の 全セルをコピー ボタンをクリックし、エクセルの A1 セルに貼り付けると、 F4セルに VLOOKUP関数で抽出した値が表示されます。

代替関数である

• MATCH +INDEX関数 (F5セル)
• XLOOKUP関数 (F6セル; エクセル2021 / 365以降でのみ機能)

を使った例も併記しています。